こんにちは。ブログを見に来てくださってありがとうございます。
発達障がいをもつ男性(41歳)をパートナーにして、日々奮闘しているワイ氏です。
久しぶりのブログとなりましたが、これからもゆる〜く、のんび〜りと投稿していこうと思います。ワイとアス夫のお話で、少しでもお役に立てればと思っています。
ついに!ついに!!アス夫が就職しました!!!(涙)
前回の介護事業所を退職してから約1年後の復帰です。本当に長かったです。
今回は「アス夫がどうやって就職に繋がったのか」をお話していきます。
発達障がいの人が失敗しない就職先の選び方〜アス夫の場合〜
はい、これはもう「就労支援相談員」さんに相談する!一択です。
アス夫の場合、まず市役所に行き「障がい福祉課」へ相談しに行きました。
その時窓口の方に伝えたのが
発達の検査でASD、ADHDと診断されました。一般就労では働くのが難しいので、相談に乗ってもらえる所を探しています。
そこでいくつかの「相談支援事業所」のパンフレットを渡されたのです。
たくさんある事業所の中から、自分達で連絡して面談を取り付けないといけなかったのですが、幸いにも家の近くにその事業所があったのですぐに連絡して相談日を決めました。
初回の相談日ではまず
- 家族構成
- アス夫の生活状況
- 就労に対する希望
などを聞かれました。そして相談員の方に
アス夫さんは将来の目標とかってありますか?
と聞かれ
えー・・・えと、ゆくゆくは彼女と一緒に暮らす事ですかね
と答えました。
アス夫は現在実家暮らし。ワイはバツイチでシングルマザー。2人の娘がおりましたので、すぐに一緒に暮らすことは出来ませんでした。
ワイの長女がせめて成人してから・・・とは考えていましたが。それまでにアス夫には実家を出て一人暮らしが出来るようになってて欲しいのがワイの思いでした。
初回の面談は現状の説明だけで終わりました。
2回目の面談
「就労を専門とする相談員」の方も交えて、具体的にどんな就職先にするのか話し合いになりました。
・就労支援A型、B型でまずは慣らして行くのか
・障がい者雇用ではあるが正社員で頑張るか
・職業訓練をまず受けてスキルを上げてから働くか
アス夫さんの場合、介護の資格(初任者研修)もお持ちなので、A型、B型で働くのはもったいない気もしますね。年齢も40歳でまだお若いですし
僕もできればすぐに働きたいです。ただどんな仕事が向いているのか自分でも分からないです
そうなんです。アス夫は「自分が向いている仕事は何もない」と言ってきて自宅警備員(ニート)をやり過ごしてきた男です。向いてるかどうかはやってみないと分からないと思うのですが。20代〜30代の頃にいくつかアルバイトを転々としてきたアス夫は、行く先々で発達障がいの困難にぶち当たり、職場の上司に叱責されて自信を無くしてきた経緯があります。
それが積み重なってできたのが
「自分の向いている仕事が分からない」=「自分の強みが分からない」でした。
相談員さんと職場見学へ
ヒアリングをして相談員さんがいくつか就労支援の職場を案内してくれました。その中からアス夫が行ってみたいと思った所へ見学に行きました。
相談員さんは企業さんへ見学のアポも取ってくれて「いつ、どこで、何が必要か」を前もってLINEをくれるので安心でした。見学も相談員さんが一緒に行ってくれるのでワイとしても本当にありがたい存在です。
見学に行ったからと言って、気を遣って無理に決めなくていいですからね〜
とアス夫に言ってくれたようで、気を使いすぎるアス夫の体質も配慮してくれたようです。正直ここまでスムーズに進めてくれるとは思っていませんでした。さすがプロ!と思いましたね。
やはり餅は餅屋・・・障がい者雇用については、その道のプロに任せるのが安心です

ワイの不安
見学を得てアス夫は
まずは実習ということで、数日間体験しましょう
ということで実習期間を設けてもらいました。実習が終わって改めて本人が働きたいかどうかの聞き取りをしてくれるようです。ワイにとってはとてもありがたい流れを作ってくれているのですが、アス夫にとってはどうなのかが気掛かりではありました。
アス夫が仕事を始めた途端、またメンタル悪くなったらどうしよう・・・
ワイは今まで、アス夫の気持ちを考えず、無理やり社会との繋がりを持たせてしまった経緯があるので、今回も本人が「無理に頑張ろうとして壊れないか」が不安でした。
ただ今回は「一般就労」ではなく「障がい者雇用」なので、初めから「できて当たり前」の空気に悩まされはしないだろうとは思っていました。アス夫は「期待されてがっかりされる事が何よりも恐い」と言っていたので…
重症心身障害児施設で実習体験
アス夫が実習体験をするのは「重症心身障害児施設」の補助員としてお仕事です。
補助員とは一体どんなお仕事なのか?ハローワークに記載されている内容にはこう書かれていました。
- 利用者様の間接業務
- 洗濯関連
- ゴミ捨て
- 居室整理など
主に利用者さんの着替えを畳んだり、部屋のタンスにしまったり、部屋のゴミを集めたりします。
マルチタスクが苦手なアス夫なので、やることが決まっていればさほど問題はないと思っていました。
ところが・・・

数日の実習にも関わらず、アス夫はもうドロドロの汗まみれのバテバテです。一年無職というのもあり、体力が無く本人も「やっていけるか不安・・・」と初日から愚痴をこぼしていました。
職場長がマンツーマンで指導
アス夫が何よりも苦痛だったのは、職場長さんがマンツーマンで指導して下さることでした。
いや・・どの職場も最初はマンツーマンで指導してくれるでしょ!!と突っ込みたくなるのですが、アス夫にとってそれは苦痛でしかないのです。

常に見られながらの仕事は「緊張してうまく動けなくなる」ので、普段は出来ることもできなくなるアス夫なのです。「ちゃんとできてるか不安」「怒られるかもしれない」「簡単なこともできなくてバカにされるかも」と仕事中ずっと考えて、仕事内容も覚えないといけないので頭がパンクしそうだったとアス夫は言っていました。
実習期間を終えて無事に就職につながる事ができました!・・・が!
仕事を始めて数日間、アス夫に変化が現れたのです・・・

はい・・・ここまで読んで下さってありがとうございます。
アス夫に何があったのか次回のブログでお話しますね。
いつまでも安定しないアス夫ですが、少しずつ薬も安定してきます。
一喜一憂のアス夫を楽しみにしてて下さい。
僕の日頃のつぶやきをエックスで見る事ができます。面白くないですがもしかしたら楽しめるかもしれません。気になる方はこちらをどうぞ。
発達障がいの方は暑さに弱いと聞きました。毎日暑いですがどうか皆さん、お身体ご自愛下さい。
それではまた〜