こんにちは。ブログを見に来てくださってありがとうございます。発達障害をもつ男性をパートナーにして、日々奮闘しているワイ氏です。
今回はカサンドラ症候群の話です。
皆さんは『カサンドラ症候群』を知っていますか?
カサンドラ症候群とは
定型発達と発達障害のカップル・夫婦において、定型発達のパートナーが発達障害の人をサポートしたり、生活を共にすることで疲れてしまう事です。
- 定型発達=発達に障害のない
- 発達障害=発達に障害あり
発達障害の人との共同生活や恋愛には色々な困難があります。いや、普通のカップル以上にあると思います。たとえ発達障害を理解し、サポートの仕方も知っていても、常に完璧に優しくサポート出来る訳ではないのです。
そんなもん無理です、はい。
実はワイ、アス夫と出会う前に一度だけ結婚をしたことがあるのですが。
よくあるバツイチというやつです。
当時のパートナーはアス夫とは正反対の性格、特性がありました。
気が短い、こだわりが強い、自分のペースを乱されるとキレる
今思えば当時のパートナーさんも、診断は受けていないけどASDの特徴が少しあったと思います。
元夫からの言動、態度に悲しみや怒りが絶えない日々
- 舌打ちや、物に当たる行動。
- 辛辣な言葉を投げかける(言葉のDV)
- 優しくなったかと思えば、急に態度が変わる。
ワイも若かったので『自分が元夫を怒らせるからダメなんだ』『もっとしっかりしなきゃ』『次から自分が気をつけたら大丈夫だ』と『自分が変わればきっと元夫も変わってくれる!』とアホみたいに思っていました。
だんだん悪くなる体調、不眠の日々
当時は自分がカサンドラ症候群になってるとは思わず、その言葉すら知りませんでした。
元夫の足音が聞こえるだけで動悸がしていたのですが、
体調が悪くなってもワイは病院に行くことはありませんでした。
当時フルタイムで働いていたので、そんな時間が全くなかったのと、
というより病院に行ったら『負け』とさえ思っていたんです。
カサンドラ症候群の症状は身体に現れるものと精神的な不調の2種類があります。
身体的不調
- 抗うつ
- 自己肯定感の低下
- 無気力
- 情緒不安定
- 自己喪失感
- 不安障害
- 罪悪感
精神的不調
- 抗うつ
- 自己肯定感の低下
- 無気力
- 情緒不安定
- 自己喪失感
- 不安障害
- 罪悪感
これはあくまで例です。人によって症状の種類も違いますし、症状の強さも違います。現れる症状には個人差があります。
ワイの場合は
不眠・頭痛・動悸・自己肯定感の低下・嫌悪感・頚椎の痛みでしたね。
あと『元夫が交通事故に会えばいいのに』って毎日思っていました(笑)怖いですね〜
カサンドラ症候群の原因は
カサンドラ症候群は『パートナーや家族とうまくコミュニケーションがとれない』『悩みを他の家族や友人に理解してもらえない』といった状況からくるストレスです。
このような状況になってしまうのは、ASDの人に下記のような特徴があるからです。
- 相手の気持ちを察する、曖昧な表現を理解するのが苦手。
- 自分なりのルールがあり、強いこだわりがある。
ワイも当時、何度も元夫と話し合ったけど結局分かってもらえず同じことの繰り返し・・・
こっちの要望を伝えてもなぜか説教される・・・
元夫のマイルールに合わせるのがしんどい・・・
友人や親族に相談しても、『元夫さんはちゃんと稼いでるから少し我慢したら?』
『夫はどこもそんなもんだよ』とワイの苦しみを『夫』というカテゴリーに入れられてしまい、理解されず苦しみました。
カサンドラ症候群の症状がもっとひどくなると、パニック症状、うつ状態に陥ることがあります。
最悪の場合は自殺願望が出てくることもありますので、早めのメンタルクリニック受診をお勧めします。
カサンドラ症候群になりやすい人とは?
- 真面目
- 責任感が強い
- 忍耐強い人
- 完璧主義
- 几帳面
- 面倒見が良く母性が強い人
- ストレス発散が苦手
- 自分が悪いと責めてしまう
こんな特徴の人は、パートナーからひどいことを言われても、まず自分を責めます。
『ちゃんと出来ない自分が悪い』
『自分の言い方が悪かった』
『相手は自分のために言ってくれてる』
など・・・このような状態が続くとストレスが溜まっていき、カサンドラ症候群の症状が現れます。
昔より広く知られて来ていますので、病院などでも理解されやすくなっています。もし、こんな状況になっている人が近くにいたら、早めにカウンセリングに行くなどして対策をして下さい。
ちなみにワイは、もうだめだと思って行った心療内科の先生に、ワイの父と母の事を聞かれてこう言われました。
先生『あー・・それはね、幼い頃からそうやって我慢するように訓練されてきた可能性がありますね』
ワイの母も父からいつもモラハラまがいの事を言われていたのを見ており、それに我慢して辛そうな母を覚えています。
先生『そうゆう人はね、どうしてか大人になってからも自分の父親と似たような人と結婚するんだよね』
それを聞いて愕然としました。
父親と似たような人とは絶対に結婚しないと思っていたのに!!!
親と同じことをしている自分が嫌になり、そして自分の娘には同じ思いをさせたくなかったので
はい、離婚の準備をして約1年かけてバツイチになりました。
どうやって離婚したかはまたいつかブログにします(笑)
『いつか変わってくれる』は変わらない
カサンドラ症候群で悩んでいる人の中には、少なからずパートナーが『いつか変わってくれる!』という淡い期待があると思います。
ワイもずっと思っていましたよ
でも変わらないんですよ。自分が変わらないと・・・。
これは色んな人に言ってきたのですが
『自分の人生は自分で変えるしかない』です。
相手に期待しても何も変わらないです。
カサンドラ症候群になっている人も、実はパートナーに依存してしまっていることに気が付いて下さい。
依存せず、立ち上がって一人でも生きていけるようになりましょう。
ワイがカサンドラ症候群から離脱するためにとった手段は
『自立して、パートナーから離れる』
でしたが、それがどうしても出来ない人もいると思います。
その時は必ず次のことを守って対処して下さい。
- 一人で解決しようとしない
- 二人だけで話し合わず、必ず第三者を交えて話す
- 共通の知り合いに相談する
とにかくカサンドラになりやすい人は、一人でなんでもやってしまう傾向がありますので、
それだけはやめて下さい。ワイからのお願いです。
今回のブログでは、カサンドラ症候群についてワイの経験談をお伝えしました。
同じ悩みを抱えている人に、少しでも力になれたら・・・と思います。
ブログの感想やご相談などは下記のお問い合わせフォーム、X→https://x.com/asuperuasuo40へどうぞ!
すぐにお返事は出来ないかもしれませんが、ワイがお答えします。
最後までありがとうございました〜。それではまた。
榎本 まみ 著者
モラニゲ モラハラ夫から逃げた妻たち
すごいタイトルですが、これは本当に勉強になりました。
モラハラによりカサンドラ症候群になったしまった人に、この漫画を読んで頂きたいです。
そしてモラハラをする人にも逆に読んでもらいたい。大切な人を失う前に。
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