メンヘラ彼氏が発達障害だった

発達障害

こんにちは。ブログを見に来てくださってありがとうございます。

発達障害をもつ男性をパートナーにして、日々奮闘しているワイ氏です。

あなたの知り合いにメンヘラ気質な方はいませんか?

正直なところ、できれば関わりたくないですよね(笑)

ワイの相方アス夫は、自称メンヘラでしかもASD(アスペルガー症候群・受動型)ADHD(注意欠如・多動症)の合わせ技を持つ凄い男です。不安症で、何度もワイに愛情を確かめようとする発言を繰り返して来ました。

ワイも疲れ果てて距離を取りたくなったことが何度もあります。

メンヘラ行動に対してどう対処するか?

『関係を終わらせたい訳では無いけど、普通に上手く付き合いたい』方にワイが実践した『メンヘラ発言、何度もかかってくる電話やLINEのやり取りの対象法』をお伝えします。

そしてワイの尊敬する臨床心理士 奥田 健次先生解説の『行動分析学』から学んで実践した事をお伝えします。*参考にした書籍は後半に紹介しております。

ですが、これらはワイとアス夫のやり取りですので、参考までにして下さい(笑)

電話編 『声が聞きたい』とかかってくる

  • 最初の電話は出ない
  • 『OO後に掛け直す』とメッセージする
  • 『今OOしてる』とメッセージする
  • 『今日のOO時頃時間取れそうだから電話しない?』とメッセージする
  • 『電話出れなくてごめん!今だったらOO時まで電話できるけどどうする?』とメッセージする
  • 『今ワイもちょうど声が聞きたかった〜用事が済んだら掛け直すから、OO時まで待っててくれる?』とメッセージする

そもそも電話が苦手な人は『ごめんな、ワイHSPあるから電話がしんどい』

『長電話はHSPのワイには苦痛なの』と伝えるのが良いかと。

HSPとは?詳しく知りたい方はこちら▼▼▼
https://www.google.co.jp/url?sa=t&source=web&rct=j&opi=89978449&url=https://service.gakujo.ne.jp/jinji-library/soshiki/00053/&ved=2ahUKEwiYntbCjZ6HAxX7e_UHHa2vEvoQFnoECEIQAQ&usg=AOvVaw3Pbj8322ZohBRfTjej5pzh

ワイ自身もHSP気質で電話で話すのが苦手でした。相手が喋ってくれるならまだ聞いてるだけなので楽なのですが、アス夫の場合喋ってくれず無言になることが多かったので地獄でした。

用が無いならかけてくんじゃねええええええええ!!!

と言ったことがあります(笑)これは真似しないで下さい。

アス夫はアスペルガーとADHDがあるので、”LINEで文章を考えて打つ”のが苦手というのがありました。どうしても『LINEで伝えるのが難しい』内容の場合だけ電話OKとしました。

LINE編 『死にたい』と送ってくる

  • 『好きにしていいよ』と返す
  • 『ワイが殺すから安心しろ!』と返す
  • 『今度会った時殺してやるから大丈夫だ!』と返す
  • 『ワイも死にたい』と返す
  • 『来週OO行かない?』と別の話題にする
  • 『もう会えないのか・・・さよなら』と返す

もし相手から『じゃあ一緒に死のう』と言われたら

『もう少しあなたと行ってみたい所があるから、行けるまで生きてくれる?』と伝えてみて下さい。

LINE編 『今何してるの?』と送ってくる

  • 『普通に生きてます』と返す
  • 『何してると思う?』と返す
  • 『何してるか聞いてくる人に返事を返そうとしてますが、何もしてませんので返せません』と返す
  • 『フリーザと戦っています』と返す
  • 『落ち着いたら返事します』と返す

この質問は『離れている相手を少しでも近くに感じたいから』という理由で送ってくるようです。あなたがもし、余裕があるなら自撮りした写真を送ってあげましょう。相手はとても喜びます。

言動編 『どうせ別れたいんやろ』

  • 『どうしてそう思うの?』と言う
  • 『今その話はしていない』と言う
  • 『別れたらあなたは生きていけないから、生きてるうちはやめとくよ』と伝える
  • 『思っても無いことを決めつけられるのは悲しくなるなぁ』と伝える
  • 『今別れたらあなたはどうなるん?』と逆に聞いてみる

これよく言われたのですが、腹立つので『そうだよ!』って言いたくなりましたね(笑)でも本人は『別れたくない』から余計に言ってしまって、相手の愛情を確かめたくなるんですね。ポイントは『別れたらどうなるか』『それを言ったら相手はどう思うか』を相手に考えさせることです。

言動編 『寂しい』

  • 『なんかあった?』と聞いてみる
  • 『どうして寂しいの?』と聞いてみる
  • 『今度どこいく?』と話題を変える
  • 手を繋いでみる

これも毎回困りました・・・。

1日一緒に遊びに行って同じ時間を楽しんだのに、帰り際に急にこの世の終わりごとく『寂しい・・』と言われるとさっきまでの楽しい時間はなんやったん!?てなりました(笑)これワイだけですかね?離れたくないから『寂しい』ってなるのは分かりますが、帰り際はせめて楽しくバイバイしたいワイです。

メンヘラ行動と行動分析学

『人間は、その行動をした直後にメリットが生じると、またその行動をするようになる』(メリットの法則より抜粋)

専門行動療法士・臨床心理士 発達障害にも詳しい、子育てブラックジャックと言われた 奥田 健次先生の『メリットの法則』という本を読んでワイはこれだ!と思いました。

本を読んでもらうのが一番なのですが、アス夫の場合で解説します。

まずアス夫の発達障害のことは一旦置いといて

メンヘラと言われる人を個人攻撃しない

メンヘラな気質の人を『こいつの精神が幼いからすぐに依存する、死にたいと言う』など、個人の内面に何か原因があると決めつけてしまうと、その人自身を攻撃してしまうことになりかねません。それではモラハラやDVに発展してしまい、悲劇を生んでしまう可能性もあります。メンヘラ行動になる環境にも問題がないか、個人を批判するのではなくもう一度考える必要があります。

それでは、行動分析学を使ってメンヘラ行動を分析していこうと思います。

アス夫のメンヘラ行動をこのような表にすると

▼▼▼

(直前)
ワイさんから優しくしてもらいたい
(行動)
メンヘラ発言・行動をする
(直後)
ワイさんから優しくしてもらえる
*行動と、行動の直前と直後の三つの箱で、一つの行動をとらえる方法。専門用語で行動随伴性といわれる。
(メリットの法則より抜粋)

付き合った当初はワイも『どうしたの?』『何かあったの?大丈夫?』と優しく接していました。LINEのやり取りも頻繁にして、寝る時間を削って電話もよくしていました。

メンヘラ行動をする人は、基本的に好きな人や家族、メンヘラしても怒らない、優しい人の前で実行するのがほとんどだと思います。

メンヘラしやすい環境・・・をワイが作ってしまったことはこの本を読んで自覚。

メンヘラ行動後のメリットを無くすと・・

▼▼▼

(直前)
ワイさんから優しくしてもらいたい
(行動)
メンヘラ発言・行動をする
(直後)
ワイさんから優しくしてもらえない

行動の後にくるメリットが、アス夫にとって不都合なことに変わるとどうなるか

この不都合なことはお分かりかと思いますが、絶対にモラハラやDVをしたらだめです。『メンヘラなこと言ったらもう別れるから!』も『メンヘラしたら一週間無視な』とかもだめです。

ワイの場合は『優しく突き放す』を実行。

どういうことかと言うと・・・・

メンヘラ行動があったとき『もう好きにしていいよ』と伝え、心配もせず怒りもせず、あくまで穏やかに無関心のフリを貫きました。

アス夫からすれば『いつもなら話を聞いてくれるワイさんが全然聞いてくれない、それどころか好きにしていいよだけで心配もしてくれない!!』とかなり焦ったようです。

そのかわり、メンヘラ行動ではなく、ワイに気遣いや優しさを見せてくれた時は、たくさんLINEをしたり話もしました。

その後アス夫の行動が・・・

▼▼▼

(直前)
ワイさんから優しくしてもらいたい
行動)
ワイさんを思いやる行動をする
(直後)
ワイさんから優しくしてもらえる

時間はかかりましたが、このような行動がみられるようになり、メンヘラ行動も少なくなってきました。完全に無くなる・・・ことはありませんが、今ではワイの悩みをアス夫が聞いて励ましてくれることもあります。

お互いに、よきパートナーになれたと思います。

世間では『メンヘラ女子』『メンヘラなやつはめんどくさい』とかあまりよくないキャラのようにいわれますが

もともとメンヘラ気質の方は、生きるのに慎重で、愛する人をとても大切に出来る人だとワイは思います。

どうか大事にしてあげてください。

あなたのパートナーがもっとひどいメンヘラ気質ならば、精神疾患はもちろん、発達障害を一度疑ってみるのもありです。

精神科に受診することを促してみて下さい。

今後のブログでは、アス夫が精神科に初めて受診した話や、発達検査を受けた体験談を載せる予定です。よろしければご覧になってください。ブログの感想やご相談などはお問い合わせフォーム、またはXへどうぞ!

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https://x.com/asuperuasuo40

すぐにお返事は出来ないかもしれませんが、ワイがお答えします。

最後までありがとうございました〜。それではまた。

本文に掲載しました、奥田先生の本を紹介します。

『メリットの法則』 行動分析学・実践編

専門行動療法士、臨床心理士、発達支援、子育て支援を家庭に提供するために、全国各地から支援要請に応えている心理臨床家。

日本国内だけでなく、世界各国から招かれる国際的セラピスト。(西軽井沢学園創立者理事長、さやか星小学校・サムエル幼稚園創設者)

紹介を全部載せるとキリがないので、とにかくすごい人です!心理学は難しいと思ってる人でも、分かりやすく解説してます。

発達障害のお子さんがいる方にも是非読んでほしい一冊です。

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